防錆(ぼうせい)処理

できれば錆び始める前、まだ新車の頃に防錆処理するのがおすすめです。防錆処理は車の内部と下部に行います。車の内部へは、ボディの穴からノズルを入れて見えない箇所にもしっかりと吹き付けます。


最初に錆びるのは

車はボディ内側・空洞部分から錆び始めます。ドアの下側がわかりやすいのですが、よく見ると小さい穴があります。ボディ内部に入り込んだ水は、水の通り道であるこの穴から出てきます。外からは見えない部分なので知らないうちにサビは進行してしまいます。

サビ・腐食が加速する原因に塩害があります。海沿いの地区はなおさらです。車は金属です。雨に濡れ潮風にあたり…錆びない理由がありません。また温暖な宮崎ではあまり馴染みがありませんが、冬の道路凍結防止剤・融雪剤も要注意です。塩カル・塩ナトと呼ばれるように、塩分そのもの。高速道路での移動が多い車においては気になるところです。

 

 

 

車の状態によって防錆剤の種類を変えています

  • 新車(錆びていない状態)のボディ内部にはノックスドール750、下部にはノックスドール900
  • 中古車(錆びがついている状態)のボディ内部にはノックスドール700、下部にはノックスドール300

というように使い分けています。色は750・700が薄い褐色(クリアに近い)、900・300はどちらも黒色です。上記以外の型式を希望される場合は、特注作業になりますのでお問合せください。その他ノックスドールの良いところは、

  1. 無溶剤・低溶剤の油性の防錆剤で、防錆効果が高いこと。
  2. 付着性が強く耐久性に優れていること。
  3. 環境負荷に対して厳しいスウェーデン製であること。

 

 

 

作業のビフォーアフター

作業前(錆びた中古車の例)
作業前(錆びた中古車の例)
防錆処理後
防錆処理後

作業前(錆びた中古車の例)
作業前(錆びた中古車の例)
防錆処理後
防錆処理後

作業前(錆びた中古車の例)
作業前(錆びた中古車の例)
防錆処理後
防錆処理後

内部防錆
内部防錆

タイヤまわり


作業後の注意点

1ヶ月間は激しい運転にご注意ください

防錆剤が定着するまで約1ヶ月間かかります。この期間に、泥を巻き上げての走行や物でこすったなどで防錆剤が取れてしまった場合、塗り直しが必要になってしまいます。またこの期間は高圧洗浄機で下まわりを洗浄することもNGです。なお、定着後であっても、激しくこすれば防錆剤が剥げ取れる可能性はあります。どうぞご注意ください。剥げ取れることがなければ、基本的に廃車するその日まで防錆効果が続きます。

 

お引き渡し後 数日間は防錆剤のにおいがします

数日間においが気になられる方もおられます。特に初日は窓を開けて換気していただきますようお願いいたします。

 

 

料金

車種により異なりますので、お問い合わせください。

 

 

その他

お車は1泊2日でお預かりいたします。当日預かり(0泊)でご希望の場合は、納車時間の打ち合わせが必要ですのでご相談ください。なお、誠に申し訳ありませんが代車のご用意はございません。